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2021. 09 / 13 建築のこと ]

施主と設計者で床塗装。

先日「北鎌倉の舎」の床を、お施主さんと私とで塗装を行いました。

今回は工事予算に合わせるべく、床の塗装費をお施主さん自身で行うことで減額調整しましたので、

引き渡しとオープンハウスを終えて、この日は塗装作業というわけです。

お施主さんにお任せでは申し訳ないのと、色味の調整もあって私も加勢しています。

 

壁や天井は必ず職人さんに仕上げて頂きますが、床のオイル塗装であれば特別なスキルはいりません。

マスキングさえうまくできれば、あとは根気よく塗ればいいので、減額項目になりやすい工事です。

この日は、前日に3時間かかってご主人がマスキングしておいてくれたので、

すぐに塗装をはじめられました。おかげでとても助かりました。

 

さて、こういう時につくづく無駄になる経験とはないのもだと思うのですが、昔から手先は器用な方で

幼い頃はプラモデルにラジコンで塗装スキルを身につけ、大人になってからは趣味で車の塗装。

店舗設計時代には、竣工が迫って夜なべ仕事で塗装屋さんに交じって私も現場で塗っていました。

こうして身につけたスキルがここで生きております。

とはいえ、慣れない体勢で翌日筋肉痛です。職人さんにはかないません。

 

1階LDKはお施主さんに仕上げて頂き、こちらも上手く塗って頂きました。

ご自身で作業されたことで、この後のメンテナンスの仕方も把握してくださったので、

きっとうまく手入れをして頂けると思います。

これで引越しの準備が無事整いました。

 

 

 

 

 

 

 

2021. 09 / 06 建築のこと ]

オーオウンハウスを終えて。

9/4・5に開催しました「北鎌倉の舎」のオープンハウスは盛況に終了致しました。

お越しくださった皆様ありがとうございました。

開催を快くお許しくださったクライアントにも感謝しております。

 

旧知の方から遠方より見学にいらしてくださったご家族まで、久しぶりに「人に会う」

楽しい時間となりました。

毎回感じることですが工事を終えて、こうして人の気配や笑い声が響いてゆくと家に熱が入っていく

ような感覚を味わいます。いよいよ暮らしがはじまるのだと思わせてくれるんです。

 

同時に設計者の手を離れてゆく少しの寂しさも味わいます。

今回現場へと足を運んだ回数は工事期間の7カ月間でおよそ30回。計画全体では50回程度でしょうか。

棟梁や現場監督さんとは比べようもなく少ないわけですが、それでも自ずと敷地や周辺の土地への

親近感は増してゆくもので、来週はもう行かないでいいのかと思うとなんだかフッと寂しさを

感じます。

 

とはいえ終わりではありません。これから外構・植栽工事に移ります。

工務店と造園家では工事契約が別になるので、基本的には竣工後に造園家さんに着手して頂くことに

なります。なので現在、外構・植栽工事の内容の詰めをしています。

植栽一つで家の印象はずいぶんと変わります。一言でいうと大らかさが生まれて建物が土地に馴染む。

そんな仕上がりを楽しみ待ちたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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