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2021. 05 / 29 道具 ]

道具 № 4 腕時計

― 静かなデザイン ―

 

とにかくシンプルで時刻の読みやすい。原点のような腕時計をずっと探していました。

ある時、通称「国鉄ホーマー」と呼ばれる国鉄時代に職員に支給されていたシチズンのホーマーを

知ってほしくなりました。

不要な装飾はなく文字が浮き上がるように見えて視認性抜群。

これ以上はなかなか引くことのできないデザインにはむしろホッとします。

「そう、これでいい」と思える一品。

 

もちろん買ったものは中古品。民営化へと移行する後期のものでクォーツです。

裏ぶたに官給品らしく「昭和60年 天鉄」の刻印があります。なんだかちょっと懐かしい。

 

勝手にこういうシンプルなデザインを「静かなデザイン」と呼んでいます。

これ見よがしな主張してくるデザインがなく、生活のシーンに馴染みやすくて、

静かに人の心をホっとさせるようなもの。

昔からの定番と言われるものには、この要素があるように感じます。

長く愛されるためには、一時のデザイン的主張は不要で、飽きの来ないふつうのデザインが

よく考えられていることが必要ですが、この時計にはなんだかそのすべてが詰まっているように

感じています。

 

2020. 11 / 11 道具 ]

道具 № 3 table

今日はとある雑誌のインタビューの場所として自宅を提供しました。

私がインタビューを受けるのではなくて、この家のオーナーがインタビューを受けることとなり、

場所を提供しました。

 

こういう時に、本領を発揮してくれるのがデンマーク製のテーブルです。

チーク材のこのテーブルは普段は収納されている天板をスライドさせて引き出すことで

1.8倍にまで広くなります。

日常は夫婦2人暮らしなので小さめで十分です。でも来客時には6人まで座れるテーブルに

なってくれるので狭いリビングだと使い分けができて、とても重宝します。

椅子も同じくデンマークのもの。

 

別に北欧しばりで探したわけではなく。

あまり武骨でなく、ちょっと華奢なくらいのテーブルを探していてたどり着いたのがこのテーブル。

華奢なのに広くなるところが気に入っています。

 

設計ではダイニングテーブルとイスは選定させて頂くことが多いです。

大きさや形はその空間と使い方によって自ずと決まってきてしまいます。

リビングが狭い我が家では、普段は小さく。でもお施主さんと食事したり友人とお酒を飲んだりする

時は広く使いたいということで、このテーブルはもってこいです。

そうした暮らしに合わせたテーブルとイスとなると、

やはり設計段階からイメージしておきたいと思います。

 

もう一つ、このテーブルがいいのはほどよく軽いこと。

普段は壁際に置いていますが、来客時に移動する際に一人で動かせます。

小さなところまで使い勝手がいいです。

 

 

 

 

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