2026. 01 / 31 [ 日々の暮らし ]
ミナペルホネン展

世田谷美術館 | つぐ minä perhonen展
世田谷美術館へ「つぐ minä perhonen展」を見てきました。
まず前回の大型展「つづく」展が2019年なので7年も前のことなのかと驚いてしまいます。ついこの間の気がします・・・。

どんな展覧会でも、展示物はもちろん見るのですが展示構成も同じくらい目が行きます。
他にも展示動線、照明のあて方、グラフィックデザイン、展示什器と「いい」展示会ほど見る箇所が多くて勝手に忙しいです。その忙しさが楽しいタチです。そしてなるべく写真を取らずに「印象の記憶」にとどめるようにしています。
自宅から車で40分ほどの世田谷美術館はよく来ている美術館なのですが、ここはなかなか展示する側にとって難しい?相性の良し悪しが出やすい空間なのではないかと思っています。
特に、入口から長い廊下を経て最初となる半円形の展示スペースの使い方が難しい。そもそもこのスペースを使わない選択をする展示も多いと思います。ミナペルホネンはここをテキスタイルのパネルや球体で埋め尽くすことで期待感が高まる展示にしていて「いい」展示の予感がしました。
こうした展示を見ていると自分も構成を考えてみたくなります。期待感とか満足感とか。人をワクワクさせることを考えるのは本当に楽しそうです。

minä perhonenに惹かれること。
なかなかの人出です。そして展示の量が多くて見ごたえがあります。
会場で見る限り9割は女性の方で男性割合が低いです。
私はミナペルホネンの服を持っていませんし、テキスタイルを使った家具スツールなどもないのですが、旅行や出張先でミナペルホネンの店舗は見て回っています。特に好きなのは京都店です。
ブランドへの関わり方としてはある種変わったファンなのかなとも思いますが、きっと私と同じスタンスの方も多いのではと思います。テキスタイルデザインの面白さや、作り手と使い手に焦点を当てるミナペルホネンの当初からのスタンスに惹かれて好きになる方がきっと多いと思います。
ブランドは当然その商品(作品)で人を惹きつけていきますが、積みあがった先にあるものは世界観なので、私はミナペルホネンの商品ではなく世界観がとても好きな一人なんだなと、見て回る内に気がつくとなぜだか妙に納得がいきました。この日訪れた一番の収穫?だった気がします。

これは会場にあった「言葉」です。いくつも展示してありますが私にはこの一文が響きました。「たぐりよせる」っていいな。と思います。「見たい」だと希望的で客体なところ「たぐりよせる」は主体的で前向きな意志を感じます。すごく印象的でポジティブな言葉をお土産に美術館を後にしました。
