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2019. 09 / 03 建築のこと ]

敷地の話

先日「にびいろの舎」のお施主さんから連絡を頂いた。

隣地の畑で宅地開発が始まったとのこと。(写真右手が畑地)

竣工から3年ほどで西側に拡がっていた畑のすべてに住宅が立ち並ぶことになった。

”予想はしていたけれど、思っていたよりも早かったですね。”と話し込む。

あらかじめトップライトを設けるなど対策は考えて設計にはあたっているが、

建ち並んだら伺って機能しているかまた見てみたい。

 

こうして変化してゆく敷地周辺の環境に対して何を手がかりにして建築をつくればよいか。

あらためてそのことを考えさせられる。

例えば、借景を求めて大きな窓を設けてもいつまで眺められるかわからない。

借景が無くなってしまえば、建築はぶれてしまう。

 

確かなものを不確かな敷地周辺の環境に求める弱さのようなものを建築に持たせずに、

より建築自体が自立するように心がけて設計したいと考える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019. 07 / 23 建築のこと ]

奥行き | depth

住宅を設計していてふと素朴にして、とてもあたりまえな不安に襲われることがある。

「飽きたりしないだろうか?」

20年30年...と住み続けるお施主さん方に、空間自体を飽きられては設計者としての能力を問われる。

住宅建築は長い時間を過ごす空間を作りだす仕事。

この本質的な疑問を持たずして設計には向き合えない。

 

一つ意識することは、”奥行き”という言葉です。

それは、プランの上での奥行きを出すことであり、それが生む視覚的奥行きでもある。

素材にしても、できうる限り経年変化に味わいを持たせて”時間が生む奥行き”を作り出す。

人とともに空間も歳を重ねられるように設計する。

あらがわないことは受け入れること。

住み手と一体化してゆけば、空間には飽きるという言葉自体がなくなるように思います。

二人舎でも視覚的な広がりや、すでに40年という歳月を持っている既存の小屋組を見せて

”奥行き”を持たせるようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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