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2021. 08 / 26 日々の暮らし ]

チャーリー・ワッツによせて

建築の設計を生業にする前は、レコードショップで働いていました。

どうも就職というものが自分に向かないということに気がついて、大学の工学部を卒業してしばらくして

レコードショップで働き始めました。

ロック・テクノ・ハウス・jazz・ブルース・レゲエとなんでも聴いていましたが、最も好きなのは

60~70年代と90年代初期のロック。クリーム、キンクス、ピンクフロイド、スモールフェイセズ、

プライマルスクリーム、ストーンローゼズ、オアシスetc・・・挙げたらもうきりがありません。

 

そもそもレコードショップで働いた動機は、店のレコードやCDをタダで聴けるからという安直さから

でしたが、毎日好きな音楽を一日中聴き続けられるという幸せな生活をしていました。

その頃にとにかく聴いていたのがローリングストーンズ。

言わずと知れたロックの巨人。なかでもチャーリー・ワッツのファンでした。

シンプルな構成のドラムセットをクールに叩く姿がなんともかっこいい。

我をだすミュージシャンにあっては異質そのもの。

静かにただ音を出すことの美学には、どこかで憧れと影響を受けているかもしれません。

合掌。

 

 

2021. 08 / 18 日々の暮らし ]

苔の森

 

苔天国の八ヶ岳は高見石小屋周辺。

ガスが立ち込めた誰もいない苔の森の中を歩いていると不思議な気分になってくる。

時間感覚も、何やら時代感覚までもが失われてくる。

 

腐海の底に落ちたナウシカとアスベルのごとく、ただここにある繰り返される自然の姿を見続けて、

さらに奥へと分け入っていく。木が朽ちそこに苔が生える。大きな岩にも石にも。

苔によってフォルムが変わり、森にやわらかな曲線がもたらされ、森の明るさも苔が決めている。

 

苔は生えるのでなく「むす」。苔むす。長い年月や永久という意味を持つけれど、この森に来れば

そのことは体感できる。苔の森が持つ時間は我々の時間とはちがう。

「本当に美しいと思えるものは時間に耐えてあるものである」とは杉本博司さんの言葉です。

この森の美しさは時間そのものでした。

 

 

 

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