2026. 04 / 26 [ 日々の暮らし ]
建築探訪 | 伊豆

気持ちのいい季節になり、西伊豆で夕陽を見て美味しいものを食べようと出かけました。
この時期の伊豆半島は光が優しくて輝いています。
残念ながらホテルからの夕日は雲で見られず・・・。
伊豆の長八美術館

松崎町にある美術館です。ずっと行きたかったのですが西伊豆はなかなか行く機会がなくてようやく訪れることができました。設計は石山修武氏(1984年竣工)です。伊豆の美術館というと必ずおすすめに出てくる建物です。ポスト・モダンという建築様式です。竣工当時世界を席巻していた様式です。
綺麗にメンテナンスされている建物を見るのは気持ちがいいです。建物が大切にされていることがよくわかります。
江戸から明治にかけて活躍した左官職人「入江 長八」という人物の美術館ですが、職人というよりは画家という印象をうけます。「漆喰」は本当に幅の広い表現力を持つ左官材であり技術ですが、鏝絵を見るとまたその奥行きのある世界に関心させられます。
均質化されたモダニズムからの脱却を図る様式であるポスト・モダニズムとも漆喰はうまく調和していて面白いです。ポストモダンの建築はなかなか馴染めないものが多いですが、この長八美術館は個人的に良かったです。

岩科学校

この旅行で一番よかったのは、国指定の文化財「岩科学校」です。明治期の擬洋風建築です。なまこ壁にアーチ窓で瓦屋根というごちゃ混ぜ建物が、この雰囲気になるだけでも明治の大工のセンスと腕前がわかります。美的感覚を持ち合わせて仕事をしているのがよくわかります。上記画像の正面右手の外壁は漆喰壁で柱が見えていません。それだけでもすっきりとした印象をもたらすので、建築の意匠というのは面白いものです。明治の大工さんに教えてもらうような見学でした。
館内では各所に花が活けてあり綺麗ですし、来館者への気遣いが素敵な場所でした。ここの見学はおすすめです。
伊豆の自然はダイナミックでどこも見ごたえがあります。建物見学と合せて充実の旅行でした。

さて先日、富山の住宅改装工事も着工しGW明けから、また富山通いが始まります。
他、鎌倉のマンション改装や新築も進んでいて、なかなか忙しい日々の中でいい息抜きになりました。



