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限定商品といわれても、限定食といわれても、特別仕様車といわれても、特に触手は伸びないのですが

建築の特別公開だけは別です。時間を作って可能な限り出かけます。

 

吉祥寺の成蹊大学のそばにある現ナミュール・ノートルダム修道女会の建物・旧赤星邸の特別公開は、

あいにくの晩秋の寒い雨でしたが、とても盛況で多くの人が訪れていました。

戦前、昭和9年竣工の建物は初期モダニズムの面影を色濃く残していて、今見るとむしろすっきりと

した外観にすがすがしさのようなものを感じました。

 

 

ぽこっと空いた時間を使って、東京国立近代美術館で行われている

「窓展：窓をめぐるアートと建築の旅」を見に行きました。

お目当ては建築家藤本壮介さんの大きな展示作品「窓に住む家／窓のない家」（写真）です。

初期の作品からずっと藤本さんの生み出す建築が好きです。

内側から外の世界を見る感覚がとても新鮮で楽しい空間。

 

 

美術館内部の展示も見ごたえがあります。

とくに福岡市美術館に行かなきゃ見れないと思っていたマーク・ロスコの絵が展示してあり驚きと、

「ああ、来てよかった」という幸福感を味わえました。

窓という切り口から多様な展示で楽しませてくれる。おすすめ展でした。

2020年2/2まで。