architecture design atelier
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2022. 12 / 08 日々の暮らし ]

モノからの設計。

好きな雑貨、食器、家具に囲まれて生活する喜びが自分らしい空間だと思うので、

設計の前に、お施主さんに持ち込みたい家具や雑貨を教えてもらっています。

山梨県での住宅改装では、写真左手の飾り棚としている持込品の茶箪笥は、はじめからここに置く

ことを決めて設計していましたし、古道具や小物を飾りたいという要望には、正面の収納カウンターを

新しく設けて、好きなものでダイニングテーブルを囲うような暮らし方を提案しました。

 

生活の為に設計はあるのですが、時に建築空間が生活を置いてけぼりにして暮らしてみると思っていた

より物を飾るスペースがなかったり、置き家具のレイアウトがしにくかったり、ということがあります。

「きれいで整った空間をつくること」と「生活をつくること」への設計上の熱量はイコールです。

どちらも高いレベルで設計することをいつも目指しています。

 

ですので、家具のレイアウトも出来上がった空間に「ハイ、どうぞお好きに置いて暮らしてください」

というよりは、上記のように踏まえて何かできることがあれば積極的に取り込んで設計したい。

物が置かれて、生活が楽しくおくれてこその設計です。

 

もっと言えば、家は自分自身へのギャラリーみたいな存在。そんな言い方もあるかもしれません。

置かれるモノたちから生活を考えて、その先に空間があるような設計方法をいつも試みています。

 

 

 

 

 

2022. 11 / 06 建築のこと ]

窓辺

窓辺を作る。ということを思い描きながら設計にあたります。

間取りは窓辺と共に作ってゆくというのが設計のやり方というか、自然とそうなっていきました。

気持ちのいい場所を作りたいと思えば、それは自然な設計手法になってゆくのだと思います。

 

人は本当は遠くを見ていたい生き物だろうか。と考えることがあります。

高台で遠くを見通す気持ちよさ。密集地でもわずかな隙間から遠景が見えると少しホッとしたりして、

都市で暮らしていると意外と遠景に目が行かない。ともすればスマートフォンばかり見ている。

旅行はそうした日常にない遠景に目をやる喜びみたいなものを感じているのかもしれないなどと考える

ことがあります。

 

そうした人の感覚を拾い上げて、視線ができるだけ抜けていく(遠くに目が行く)ような操作を設計

ではよく使います。窓が設けられなければ光だけでもといった具合に。

でも、そうした意図はできれば気づかれずにただ居心地がいいと感じてもらえると一番うれしいです。

 

 

 

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