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2021. 11 / 19 道具 ]

道具 № 5 車

 

もう10年乗っている愛車。

それまで乗っていたvolvo850とから乗り換えた車。もともとは私の兄の車でした。

いわゆる初代miniと呼ばれている車で、BMWとなったminiの初代型です。

現行miniよりもデザイン的にまとまっているし、意外と壊れずにここまで足となってくれています。

この夏に足回りのパーツを交換したおかげで、キビキビとした乗り味が復活。

10年経っても乗っていて楽しい車。

 

そこまで荷物は積めないけれど、仕事で椅子やテーブルを積んだり、妻につきあって花の市場に行って、

パンパンに詰め込んだり、最近ではノーマルなのにえらい低い車高をものともせずに、登山口までの

林道を走破してくれている。小さいながらも頼もしい相棒。

 

この車に乗ってから、大きな車の必要性を感じなくりました。

家と一緒で「広いからいい家」とは限らないように、今の暮らしに丁度良い大きさがこの車だろうなと。

登山で雪山と車中泊をはじめない限りは問題はないし、都内の狭い道を軽快に走るにもこのくらいが

丁度いいサイズ。

 

デザインの話をすると、この車はフランク・ステファンソンさんというカーデザイナーが手掛けている

のですが、その後別メーカーから発表されるスーパーカーMP4-12Cもまた、そのデザインが好きなので、

たぶん私はこの方の描くものが好きなのかもしれません。どこかにクラシックな要素を残していて、

目新しさと同時に安心感があるのが勝手に特徴だと思っているんですが。。。

 

もうじきに14万キロですが、まだまだこれから一緒にあちこちへ。

 

 

 

 

 

 

 

2021. 10 / 22 日々の暮らし ]

紅葉の那須岳と三斗小屋

2週間ほど前ですが、那須岳へ登山に行きました。

紅葉真っ盛りの中を、三斗小屋という江戸時代より続く山小屋に泊まり堪能してきました。

 

小屋では8畳間を個室にあてがってもらい、山小屋というよりは古民家に泊まっているような感覚。

評判の温泉は、浸かっているそばから身体が軽くなって山歩きの疲労が溶け出して消えていくような

素晴らしいものでした。

 

築150年の小屋は天井が低く、そのことでむしろ落ち着きます。

年季の入った梁や柱はもちろん、長い年月の上り下りで、段板の先がほどよく丸くなった階段。

触れる手すりももはや角がとれて、言ってみれば人間工学的造形そのもの。木が剥げている感じも

また味があっていいです。

サッシは木製ですが、障子と雨戸はあるけどガラス戸がない!寒いっ。でもこれも楽しい。

 

山へ行くと、いろんなことが「これでいいんじゃない?」と思えてきます。

寒ければ着こめばいいし、体を動かしているとご飯が本当に美味しい。暗くなったら寝ればいい。

何気ない生活が、山に来ると日常って結構無理しているな思わせられて、ちょっと日常をリセット

できる感じが山に来る魅力になってきています。

翌日のお昼に、茶臼岳の尾根で食べた三斗小屋のシンプルなおむすびもまた美味しかった。

これ以上にない秋を満喫してきました。

 

那須岳はロープウェイでも登ってこれるので、我々が行った姥が平までは気楽なハイキングで

楽しむことができますからどなたにでもおすすめコースです。

 

 

三斗小屋 大黒屋

 

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