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2023. 10 / 30 日々の暮らし ]

映画 AALTO

映画「AALTO」を観てきました。

映画館で映画を見るのは久しぶりです。吉祥寺のミニシアターで金曜日17時の上映で客は7人。

ミニシアターって好きな者同士で映画を見ている感があって面白い。

ドキュメンタリーですが公開中なのでネタバレ的な話はしません。「アアルトを知る」ことができる

映像がきれいな素敵な映画です。

 

アアルトは自らの建築を語らなかった建築家です。どうしてこの計画になったのか。各部の形状が

どのような意図と意思で作られたのか。ほとんど言説として残っていない。

多くの言葉を残した建築家と違い、そのことがむしろこちらの好奇心を刺激します。

 

言ってみれば答えがないので、こちらが想像したことがそのすべてというのは逆に自由で面白いです。

アアルトの建築写真集を何度となく繰り返し見ていても飽きることがないのは、そういった「ゆだねる」

感覚があるからだろうと思っています。語らずとも伝わる建築のすごさが前提ですが・・・

 

世の中が効率や合理化へ向かうほどに、アアルトの建築はその佇まいを強くするように感じます。

そうした文脈から乖離して自然へと向かった姿は生誕125年を経てむしろ輪郭を増して、なにかこう

こちらに勇気をくれます。

この映画の中では私がずっと疑問に思っていたことに触れているシーンがあり、それがアアルト自身の

肉声で聞けました。そのワンシーンだけでも見に行った甲斐がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023. 08 / 30 日々の暮らし ]

カフェの扉~

本棚から懐かしい本を見つけました。

「カフェの扉を開ける100の理由」川口葉子著、初版2006年です。

 

独身時代、建築探訪と合わせ趣味にしていたのがカフェ巡りで、コーヒーのおいしさもともかく、

どちらかというと内装や空間の雰囲気を目当てによく出かけていました。

 

お店の参考に最もよくしていたのがこの本でした。今読み返してみても、掲載されている

かなりの数に足を運んでいて、カフェ巡りyoutuberでもしてたら人気が出たかも。。。

様々な影響を受けた益子の「STARNET」や恵比寿の異空間「another door」など。

そして、今はなき常連だった荻窪の「moi」も登場していて懐かしいし、吉祥寺の「横尾」も

載っています。

 

当時の私はきっと、自分の好きなものを探していました。

独立することは建築を始めた時から決めていましたが、では何をつくるのか?

そんなことを思いながら、あちこちへ出かけていました。

好みは時々に変わってゆきますが、なんというかもっと根っこを育てていたような感覚です。

出かけて、見て、感じるのが楽しいのは今も変わりませんが、今の方がずっとのんびりやっています。

ちょっと余裕がある。当時はもっと前のめり。。。

 

読むという時間を一緒に過ごしたというよりは、一緒に旅した相棒のようなシンパシーが

この本にはあります。

 

 

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