2020. 01 / 31 [ 建築のこと ]
点検

「二人舎」の点検に伺う。
あれ、一年経ちましたっけ?というほどにきれいに暮らしてもらっていました。
監督さんも竣工時のままだと驚いている。大切にして頂けて作り手としては何より嬉しい。
そして一年経っていかがですかという問いに。
「快適に暮らせています」という言葉を頂きました。
やはり四季をめぐってみて住宅の様々なことがわかるんだと思いますが、
その一言を頂けて安堵しました。
とはいえ、問題点がないわけでもなく。
ダイニングの照明のケーブルがズルズルと落ちてきてしまったので監督さんに直して頂いていた。
もう一つは床材で、二人舎では一般的には床材にはあまり使わないMDF材を多用している。
抜群に安く、丁寧に扱えば質感はいいのでコスト対応で採用したがこの材料の欠点は水に弱いこと。
もちろん対策にオイルを含浸させているが、それでもシミになりやすい。
お施主さんと相談して部分的にはさらに塗材を施工する検討をしています。
逆に驚かされたのは断熱効果で、築40年の家がすっかり暖かい家に生まれ変わった。
設計者の想定を上回る断熱効率で、さすがに厳冬期と夏場は2台無いと無理だろうと思われた
空間が1台で充分という状態には驚きました。
サッシは既存のままのシングルガラスにもかかわらず
壁に設けた魔法瓶効果や、窓廻りのディテールが効果を発揮している。
そして施工して頂いた工務店の技術の成果でもあります。
暖かくしてほしいという要望にしっかりと応えられてちょっと誇らしい気持ちになれました。


