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開業50年を迎えた旅館改装工事です。 年月を経た数寄屋旅館の味わい深い雰囲気を損ねることなく、 既存意匠を踏襲しつつ掃き出し窓や文筆机を新たに設け、 天井材を張り替えるなどして六室の設えに手を入れました。 既存箇所と改装部とは見分けがつかぬように互いを馴染ませ。 ハレの空間を訪れた方々にゆっくりと流れる時間を味わい頂けるよう、空間の重心をさげるように気を配りました。 設計者の気配が表には出ぬようにと仕事をさせて頂きました。